EM_SETPASSWORDCHAR メッセージ
編集コントロールのパスワード文字を設定または削除します。 パスワード文字を設定すると、ユーザーが入力した文字の代わりにその文字が表示されます。 このメッセージは、編集コントロールまたはリッチ エディット コントロールに送信できます。
パラメーター
-
wParam
-
ユーザーが入力した文字の代わりに表示される文字。 このパラメーターが 0 の場合、コントロールは現在のパスワード文字を削除し、ユーザーが入力した文字を表示します。
-
lParam
-
このパラメーターは使用されません。
戻り値
このメッセージは値を返しません。
解説
編集コントロールが EM_SETPASSWORDCHAR メッセージを受信すると、 コントロールは wParam パラメーターで指定された文字を使用して、表示されているすべての文字を再描画します。 wParam が 0 の場合、コントロールは、ユーザーが入力した文字を使用して、表示されているすべての文字を再描画します。
編集コントロールが ES_PASSWORD スタイルで作成された場合、既定のパスワード文字はアスタリスク (*) に設定されます。 編集コントロールが ES_PASSWORD スタイルなしで作成された場合、パスワード文字はありません。 wParam パラメーターを 0 に設定してEM_SETPASSWORDCHAR メッセージが送信されると、ES_PASSWORD スタイルは削除されます。
コントロールの編集: 複数行の編集コントロールでは、パスワード のスタイルやメッセージはサポートされていません。
リッチエディット: Microsoft Rich Edit 2.0 以降でサポートされています。 1 行と複数行の両方の編集コントロールで、パスワード のスタイルとメッセージがサポートされます。 リッチ エディット バージョンとさまざまなシステム バージョンの互換性については、「 Rich Edit Controls について」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ] |
ヘッダー |
|