カスタム アクションの種類 35

このカスタム アクションは、書式設定されたテキスト文字列からインストール ディレクトリを設定します。 詳細については、「ディレクトリのターゲットの場所を変更する」を参照してください

source

CustomAction テーブルのソース フィールドには、ディレクトリ テーブルへのキーが含まれています。 目的のディレクトリは、MsiSetTargetPath を使用してターゲット フィールドの書式設定された文字列によって設定されます。 これにより、ターゲット パスと関連付けられたプロパティが、ターゲット フィールドの書式設定されたテキスト文字列の展開値に設定されます。 メンテナンス インストールの間は、ターゲット ディレクトリの場所を変更しないでください。 そのパスを使用する一部のコンポーネントが既にユーザーに対してインストールされている場合は、ターゲット ディレクトリ パスを変更しないでください。

型の値

CustomAction テーブルの Type 列には、基本的な数値の種類を指定する次の値を設定します。

定数 16 進数 Decimal (10 進数型)
msidbCustomActionTypeTextData + msidbCustomActionTypeDirectory 0x023 35

 

移行先

CustomAction テーブルのターゲット列には、MsiFormatRecord で指定された機能を使って書式設定されたテキスト文字列が含まれます (数値フィールド指定子は除きます)。 置き換えるパラメーターは角かっこ [...] で囲み、プロパティ、環境変数 (% プレフィックス)、ファイル パス (# プレフィックス)、またはコンポーネント ディレクトリ パス ($ プレフィックス) を指定できます。 ディレクトリ パスは常にディレクトリ区切り記号で終わることに注意してください。

戻り処理オプション

カスタム アクションでは、これらのオプションは使いません。

実行スケジュール オプション

CustomAction テーブルの Type 列に、実行スケジュール オプションを指定する省略可能なフラグ ビットを設定します。 これらのオプションは、カスタム アクションの複数の実行を制御します。 オプションの説明については、「カスタム アクションの実行スケジュール オプション」をご覧ください。

スクリプト内実行オプション

カスタム アクションでは、これらのオプションは使いません。

戻り値

カスタム アクションの戻り値」をご覧ください。

解説

いずれかのユーザー インターフェイス シーケンス テーブルでカスタム アクションを作成することにより、UI シーケンスでプライベート プロパティを設定した場合、そのプロパティは実行シーケンスでは設定されません。 実行シーケンスでプロパティを設定するには、実行シーケンス テーブルにもカスタム アクションを配置する必要があります。 または、プロパティをパブリック プロパティにして、SecureCustomProperties プロパティに含めることもできます。

Custom_Actions

書式設定されたテキストのカスタム アクション