SQL ステートメントを実行する
VBScript ファイルの WiRunSQL.vbs は、Windows インストーラー開発者向けの Windows SDK コンポーネントで提供されています。 このサンプルでは、スクリプトを使用して Windows インストーラー データベースに対して SQL クエリと更新プログラムを実行する方法を示します。 詳細については、「SQL 構文」と「SQL とスクリプトを使用したデータベース クエリの例」を参照してください。
サンプル スクリプトは次を示しています。
- OpenDatabase メソッド (Installer オブジェクト) および Installer オブジェクト の LastErrorRecord メソッド
- OpenView メソッド、および Database オブジェクトの Commit メソッド
- View オブジェクトの Execute メソッド
- Record オブジェクトの StringData プロパティ
このサンプルを使用するには、Windows スクリプト ホストの CScript.exe または WScript.exe バージョンが必要です。 CScript.exe を使ってこのサンプルを実行するには、次の構文を使ってコマンド プロンプトでコマンドを入力します。 最初の引数が /? の場合、または、指定された引数が少なすぎる場合は ヘルプが表示されます。 出力をファイルにリダイレクトするには、コマンド ラインの末尾に VBS > [<ファイルのパス>] を付けます。 このサンプルでは、成功した場合は値 0、ヘルプが呼び出された場合は値 1、スクリプトが失敗した場合は値 2 が返されます。
cscript WiRunSQL.vbs [データベースへのパス][SQL クエリ]
Windows インストーラー データベースへのパスを指定します。 実行する SQL クエリを指定します。 SQL クエリは二重引用符で囲む必要があるので注意してください。 SELECT クエリを使用すると、このクエリで指定された結果一覧の行が表示されます。 クエリによって選択されたバイナリ データ列は表示されません。
その他のスクリプト作成の例については、「Windows インストーラーのスクリプト作成の例」を参照してください。 Windows スクリプト ホストを必要としないサンプル ユーティリティについては、「Windows インストーラーの開発ツール」を参照してください。
詳細については、「クエリの操作」と「SQL とスクリプトを使用したデータベース クエリの例」を参照してください。 サンプルの「ローカライズの例」では、「データベース列のローカライズ」と「概要情報ストリームの更新」での SQL の使用方法を示します。