SWbemDateTime.GetFileTime メソッド
SWbemDateTime オブジェクトの GetFileTime メソッドは、CIM DATETIME 形式の日時を FILETIME 形式の値に変換します。
パラメーターを TRUE に設定した場合、戻り値はクライアントのローカル時刻を表します。 それ以外の場合、戻り値は協定世界時 (UTC) の時刻になります。 FILETIMEDATETIME 構造体は、1601 年 1 月 1 日以降の 100 ナノ秒単位の数を表す 64 ビット値です。 Windows Management Instrumentation (WMI) は、FILETIME 値を符号なし 64 ビット数値の文字列表現として扱います。
この構文の説明については、「スクリプト API のドキュメントの表記規則」を参照してください。
構文
vDate = .GetFileTime( _
[ ByVal bIsLocaL ] _
)
パラメーター
-
bIsLocaL [in, optional]
-
返された値がローカル時刻として解釈されるかどうかを示します。 その後、UTC プロパティには、正しい協定世界時 (UTC) オフセットに変換されたローカル時刻が格納されます。 この値が FALSE の場合、値はオフセットがゼロ (0) の UTC として解釈されます。
戻り値
FILETIME 形式の日付と時刻。
エラー コード
GetFileTime メソッドの完了後、Err オブジェクトに、次のエラー コードが格納される場合があります。
-
wbemErrFailed - 2147749889 (0x80041001)
-
呼び出しに失敗しました。
解説
VT_DATE 値と FILETIME 値にワイルドカード フィールドを含めることはできません。
次のいずれかのプロパティが FALSE の場合、GetFileTime メソッドは失敗します (wbemErrFailed)。
- YearSpecified
- MonthSpecified
- DaySpecified
- HoursSpecified
- MinutesSpecified
- SecondsSpecified
- MicrosecondsSpecified
- UTCSpecified
SetFileTime が成功した場合、これらのプロパティはすべて TRUE に設定されます。
例
SWbemDateTime オブジェクトを使用して CIM の DATETIME 値を FILETIME 形式または VT_DATE 形式との間で変換する例については、「WMI タスク: 日付と時刻」を参照してください。 CIM の DATETIME 形式の説明については、「日付と時刻の形式」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2008 |
Header |
|
タイプ ライブラリ |
|
[DLL] |
|
CLSID |
CLSID_SWbemDateTime |
IID |
IID_ISWbemDateTime |