IBackgroundCopyFile3::GetTemporaryName メソッド (bits3_0.h)
ダウンロードの内容を含む一時ファイルの完全パスを取得します。
構文
HRESULT GetTemporaryName(
[out] LPWSTR *pFilename
);
パラメーター
[out] pFilename
一時ファイルの完全なパスを含む Null で終わる文字列。 完了したら、 CoTaskMemFree 関数を呼び出して ppFileName を 解放します。
戻り値
メソッドは、次の戻り値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
Success |
注釈
アプリケーションでは、このメソッドを使用して、ジョブが完了する前にデータにアクセスできます。 共有書き込みアクセス用にファイルを開きます (FILE_SHARE_WRITE)。 転送されたバイト数と読み取りに使用できるバイト数を確認するには、 IBackgroundCopyFile::GetProgress メソッドを呼び出します。 URL のタイム スタンプが変更されると、進行状況情報は 0 に戻されることに注意してください。
BITS がファイルの転送を開始するまで、ファイルを読み取り用に開かないでください。それ以外の場合、ジョブは一時的なエラー状態になります。
一時ファイルは、アプリケーションが IBackgroundCopyJob::Complete メソッドまたは IBackgroundCopyJob::Cancel メソッドを呼び出すか、JobInactivityTimeout グループ ポリシーの有効期限が切れるまで使用できます。 Complete メソッドまたは Cancel メソッドを呼び出す前に、一時ファイルにハンドルを解放する必要があります。
一時ファイルの ACL は、 Complete が呼び出されたときの最終ファイルの ACL と同じです (ACL はフォルダーから継承されます)。
BITS がファイルの転送を完了したかどうかを確認するには、次の手順を実行します。
- IBackgroundCopyFile::GetProgress メソッドを呼び出し、BytesTransferred と BytesTotal を比較します。
- IBackgroundCopyCallback2::FileTransferred コールバックを実装します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | bits3_0.h (Bits.h を含む) |
Library | Bits.lib |