MFT_ENUM_DATA_V0構造体 (winioctl.h)

更新シーケンス番号 (USN) 変更ジャーナル レコードの列挙の境界と開始位置を定義する情報を格納します。 これは、FSCTL_ENUM_USN_DATAコントロール コードの入力バッファーとして使用されます。 Windows Server 2012より前は、この構造体は MFT_ENUM_DATA という名前でした。 その名前を使用して、古い SDK とコンパイラでコンパイルします。

構文

typedef struct {
  DWORDLONG StartFileReferenceNumber;
  USN       LowUsn;
  USN       HighUsn;
} MFT_ENUM_DATA_V0, *PMFT_ENUM_DATA_V0;

メンバー

StartFileReferenceNumber

列挙が開始される現在のボリューム上のファイル内の序数位置。

列挙中に FSCTL_ENUM_USN_DATA を最初に呼び出すには、 StartFileReferenceNumber メンバーを に設定する (DWORDLONG)0必要があります。 FSCTL_ENUM_USN_DATA の各呼び出しでは、出力バッファーの最初のエントリとして後続の呼び出しの開始点を取得します。 以降の呼び出しは、 StartFileReferenceNumber がこの値に設定された状態で行う必要があります。 詳細については、「 FSCTL_ENUM_USN_DATA」を参照してください。

LowUsn

返されるレコードをフィルター処理するために使用される USN 値の範囲の下限。 最後の変更ジャーナル USN が LowUsn メンバー値と HighUsn メンバー値の間または等しいレコードのみが返されます。

HighUsn

返されるファイルをフィルター処理するために使用される USN 値の範囲の上限。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
Header winioctl.h (Windows.h を含む)

こちらもご覧ください

FSCTL_ENUM_USN_DATA

ボリューム管理の構造体