CERT_CONTEXT構造体 (wincrypt.h)

CERT_CONTEXT構造体には、証明書のエンコードされた表現とデコードされた表現の両方が含まれています。 Wincrypt.h で定義されている関数の 1 つによって返される証明書 コンテキスト は、 CertFreeCertificateContext 関数を呼び出すことによって解放する必要があります。 CertDuplicateCertificateContext 関数を呼び出して、複製コピーを作成できます (CertFreeCertificateContext を呼び出して解放する必要もあります)。

構文

typedef struct _CERT_CONTEXT {
  DWORD      dwCertEncodingType;
  BYTE       *pbCertEncoded;
  DWORD      cbCertEncoded;
  PCERT_INFO pCertInfo;
  HCERTSTORE hCertStore;
} CERT_CONTEXT, *PCERT_CONTEXT;

メンバー

dwCertEncodingType

使用されるエンコードの種類。 次の例に示すように、証明書と メッセージエンコードの両方の種類 をビットごとの OR 操作と組み合わせて指定することは、常に許容されます。

X509_ASN_ENCODING |PKCS_7_ASN_ENCODING 現在定義されているエンコードの種類は次のとおりです。

  • X509_ASN_ENCODING
  • PKCS_7_ASN_ENCODING

pbCertEncoded

エンコードされた証明書を含むバッファーへのポインター。

cbCertEncoded

エンコードされた証明書のサイズ (バイト単位)。

pCertInfo

証明書情報を含む CERT_INFO 構造体のアドレス。

hCertStore

証明書コンテキストを含む証明書ストアへのハンドル。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
Header wincrypt.h

こちらもご覧ください

CERT_INFO

CRYPT_SIGN_MESSAGE_PARA

CRYPT_VERIFY_MESSAGE_PARA

CertAddCertificateContextToStore

CertAddEncodedCertificateToStore

CertCreateCertificateContext

CertEnumCertificatesInStore

CertFindCertificateInStore

CertFreeCertificateContext

CertGetIssuerCertificateFromStore

CertGetSubjectCertificateFromStore

CertVerifyRevocation

CryptVerifyMessageSignature