ADsGetObject 関数 (adshlp.h)
ADsGetObject 関数は、パスと指定したインターフェイス識別子を指定してオブジェクトにバインドします。
構文
HRESULT ADsGetObject(
[in] LPCWSTR lpszPathName,
[in] REFIID riid,
[out] VOID **ppObject
);
パラメーター
[in] lpszPathName
種類: LPCWSTR
基になるディレクトリ サービス内のオブジェクトにバインドするために使用されるパスを指定する null で終わる Unicode 文字列。 このパラメーターのバインド文字列の詳細とコード例については、「 LDAP ADsPath 」および 「WinNT ADsPath」を参照してください。
[in] riid
種類: REFIID
このオブジェクトの指定したインターフェイスのインターフェイス識別子。
[out] ppObject
型: VOID**
要求されたインターフェイスへのポインターへのポインター。
戻り値
種類: HRESULT
このメソッドでは、標準の HRESULT 戻り値と、次の値がサポートされています。
その他の戻り値の詳細については、「 ADSI エラー コード」を参照してください。
注釈
C/C++ クライアントは 、ADsGetObject ヘルパー関数を呼び出して ADSI オブジェクトにバインドします。 これは、 GetObject 関数を呼び出す Visual Basic クライアントと同じです。 どちらも ADsPath を入力として受け取り、要求されたインターフェイスへのポインターを返します。 既定では、バインディングでは、呼び出し元スレッドのセキュリティ コンテキストで ADS_SECURE_AUTHENTICATION オプションが使用されます。 ただし、認証が失敗した場合、セキュリティで保護されたバインドは匿名バインド (たとえば、ユーザー資格情報のない単純なバインド) にダウングレードされます。 ADSI オブジェクトに安全にバインドするには、 ADsGetObject 関数の代わりに ADsOpenObject 関数を使用します。
ADsOpenObject の使用方法を示すコード例については、「GetObject と ADsGetObject を使用したバインド」を参照してください。
現在ログオンしているユーザーの資格情報とは異なるユーザー資格情報を使用して ADSI オブジェクトにバインドできます。 この操作を実行するには、 ADsOpenObject 関数を 使用します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | adshlp.h |
Library | Activeds.lib |
[DLL] | Activeds.dll |