IsApiSetImplemented 関数 (apiquery2.h)

IsApiSetImplemented 関数は、指定した API セットがコンピューターに存在するかどうかをテストします。

構文

APICONTRACT BOOL IsApiSetImplemented(
  PCSTR Contract
);

パラメーター

Contract

クエリを実行する API セットの名前を指定します。 詳細については、「解説」セクションを参照してください。

戻り値

指定した API セットが存在する場合、IsApiSetImplementedTRUE を返します。 この場合、ターゲット API セット内の API には、現在のプラットフォームで有効な実装があります。

それ以外の場合、この関数は FALSE を返します

注釈

Windows 10のすべてのバージョンは、コア OS と呼ばれる OS コンポーネントの共通ベースを共有します (一部のコンテキストでは、これは OneCore とも呼ばれます)。 コア OS コンポーネントでは、Win32 API は API セットと呼ばれる機能グループに編成されます。

一部の API セットは、すべてのWindows 10 プラットフォームで使用できるわけではありません。 たとえば、Win32 API の完全な幅は PC でサポートされていますが、HoloLens、Xbox、Windows 10x を実行している他のデバイスなど、他のデバイスでは Win32 API のサブセットのみを使用できます。

デスクトップデバイスとデスクトップ以外のWindows 10デバイスの両方を対象とするコードを記述する場合は、ISApiSetImplemented で API 呼び出しをラップします。 この関数は、API が属する API セットがターゲット プラットフォームに存在するかどうかを実行時にテストします。 詳細については、「 API セットの可用性を検出する」を参照してください。

特定の Win32 API が API セットに属しているかどうかを特定するには、API のリファレンス ドキュメントの要件テーブルを確認してください。 API が API セットに属している場合は、記事の要件テーブルに API セット名の一覧が表示されます。

要件

要件
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー apiquery2.h
Library onecore.lib
[DLL] api-ms-win-core-apiquery-l2-1-0.dll

こちらもご覧ください

Windows API セット

検出 API セットの可用性

OneCore をターゲットとしたビルド

ユニバーサル Windows ドライバーの検証