IBackgroundCopyFile3::SetValidationState メソッド (bits3_0.h)
このファイルの検証状態を設定します。
構文
HRESULT SetValidationState(
[in] BOOL state
);
パラメーター
[in] state
ファイルの内容が有効な場合は TRUE 、それ以外の場合は FALSE に設定します。
戻り値
メソッドは、次の戻り値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
Success |
|
ダウンロードが完了するまでファイルを検証することはできません。 |
|
このファイルに関連付けられているキャッシュされたレコードが削除されました。 |
注釈
検証状態を FALSE に設定し、ファイルが配信元サーバーからダウンロードされた場合、ジョブはエラー コードが BG_E_VALIDATION_FAILED でエラー状態に移動し、ファイルの進行状況は 0 に設定されます。 その後、 IBackgroundCopyJob::Resume メソッドを呼び出して、ファイルをもう一度ダウンロードできます。
BITS 3.0: IBackgroundCopyJob::Resume メソッドを呼び出してファイルを再度ダウンロードしないでください。 代わりに、 IBackgroundCopyJob::Complete メソッドまたは IBackgroundCopyJob::Cancel メソッドを呼び出して現在のジョブをクリーンアップし、新しいジョブを作成してファイルをダウンロードします。
検証状態を FALSE に設定し、ファイルがピアからダウンロードされた場合、BITS によってキャッシュからファイルが削除され、ファイルの進行状況が 0 にリセットされ、配信元サーバーからファイルが再度ダウンロードされます。
BITS によるファイルの転送が完了した後にのみ、このメソッドを呼び出すことができます。 転送が完了したときに通知を受信するには、 IBackgroundCopyCallback2::FileTransferred メソッドを 実装します。
IBackgroundCopyJob::Complete メソッドを呼び出すと、ファイルが暗黙的に検証されます。
キャッシュ内のファイルを検証し、IBackgroundCopyJob4::SetPeerCachingFlags を呼び出してキャッシュを無効にした場合 (またはピア キャッシュがグループ ポリシーを通じて無効になっている場合)、ファイルはキャッシュに残ります。 ファイルを検証する前にキャッシュを無効にすると、BITS によってキャッシュからファイルが削除されます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | bits3_0.h (Bits.h を含む) |
Library | Bits.lib |