ICallFrame::Copy メソッド (callobj.h)
この呼び出しフレームとそれに関連付けられているすべてのデータのコピーを作成します。
構文
HRESULT Copy(
[in] CALLFRAME_COPY copyControl,
[in] ICallFrameWalker *pWalker,
[out] ICallFrame **ppFrame
);
パラメーター
[in] copyControl
コピーした呼び出しフレーム のデータを親フレームのデータと共有できるかどうかを決定します。これは、親フレームに対する有効期間の依存関係を決定することによって行います。 値の一覧については、 CALLFRAME_COPY 列挙を参照してください。 CALLFRAME_COPY_NESTED フラグが設定されている場合、クライアントは、コピーした呼び出しフレームを、その有効期間が親フレームの有効期間内に入れ子になっている方法でデータ共有可能にする方法で使用する必要があります。 CALLFRAME_COPY_INDEPENDENTが設定されている場合、コピーしたフレームの有効期間は親から独立します。
[in] pWalker
ICallFrameWalker インターフェイスのインスタンスへのポインター。 コピーされるインターフェイス ポインターごとに OnWalkInterface メソッドが呼び出されます。 このパラメーターが指定されていない場合、コピーされるインターフェイス ポインターは AddRef に渡されます。
[out] ppFrame
呼び出しフレームのコピーへの ICallFrame ポインターへのポインター。
戻り値
このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。
注釈
フレームのコピーは、マーシャリングされたフレームのマーシャリングを解除するようなものです。 呼び出しフレームは、パラメーター内にある場合にのみコピーできます。 呼び出しフレームが呼び出された場合は、コピーできません。 コピー メソッドは、インターフェイス ポインターをバイナリ値としてコピーし、参照されるカウント調整は実行されません。 ただし、この動作が必要な場合は、 ICallFrameWalker へのポインターを使用できます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | callobj.h |