CoResumeClassObjects 関数 (combaseapi.h)

複数のクラス オブジェクトを登録して、登録されているすべてのクラスについて SCM に通知し、それらのクラス オブジェクトのアクティブ化要求を許可するサーバーによって呼び出されます。

構文

HRESULT CoResumeClassObjects();

戻り値

この関数は、CLSID が正常に取得されたことを示すS_OKを返します。

解説

複数のクラス オブジェクトを登録できるサーバーは、最初に CoRegisterClassObject を呼び出した後に CoResumeClassObjects を 1 回呼び出し、REGCLS_LOCAL_SERVER を指定します。 |サーバーがサポートする CLSID ごとにREGCLS_SUSPENDEDします。 この関数を使用すると、OLE は登録されているすべてのクラスについて SCM に通知し、アクティブ化要求をサーバー プロセスに入れ始めます。

これにより、サーバーに登録されている CLSID の数に関係なく、SCM を 1 回呼び出すことで、全体的な登録時間が短縮され、サーバー アプリケーションの起動時間が短縮されます。 もう 1 つの利点は、サーバーに異なる CLSID が登録されている複数のアパートメントがある場合、またはフリー スレッド サーバーである場合、サーバーが CoResumeClassObjects を呼び出すまでアクティブ化要求が送信されない点です。 これにより、サーバーは、すべての CLS ID を登録し、アクティブ化要求やシャットダウン要求を処理する前に適切に設定できるようになります。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー combaseapi.h (Objbase.h を含む)
Library Ole32.lib
[DLL] Ole32.dll

関連項目

CoRegisterClassObject

CoSuspendClassObjects

アウトプロセス サーバー実装ヘルパー