PropVariantClear 関数 (combaseapi.h)
PropVariantClear 関数は、特定の PROPVARIANT 構造体で解放できるすべての要素を解放します。 既知の要素ポインターを持つ複合要素の場合、基になる要素は、含まれている要素を解放する前に解放されます。
構文
HRESULT PropVariantClear(
[in] PROPVARIANT *pvar
);
パラメーター
[in] pvar
割り当て解除可能な要素を解放する初期化された PROPVARIANT 構造体へのポインター。 戻り値では、すべてのゼロが PROPVARIANT 構造体に書き込まれます。
戻り値
この関数は HRESULT を返します。
解説
任意のレベルの間接参照では、 NULL ポインターは無視されます。 たとえば、pvar パラメーターは、VT_CF型の PROPVARIANT 構造体を指します。 PROPVARIANT 構造体の pclipdata メンバーは、CLIPDATA 構造体を指します。 CLIPDATA 構造体の pClipData ポインターは NULL です。 この例では、 pClipData ポインターは無視されます。 ただし、PROPVARIANT 構造体の pclipdata メンバーが指す CLIPDATA 構造体は解放されます。
戻り値の場合、この関数は指定した PROPVARIANT 構造体にゼロを書き込むため、VT 型は VT_EMPTY。
pvar パラメーターとして NULL を渡すと、S_OKの戻りコードが生成されます。
メモPROPVARIANT 構造体を初期化するには、この関数を使用しないでください。 代わりに、 PropVariantInit マクロ (Propidl.h で定義) を使用して、これらの構造体を初期化します。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | combaseapi.h |
Library | Ole32.lib |
[DLL] | Ole32.dll |