ISecurityCallContext::get_Item メソッド (comsvcs.h)

セキュリティ呼び出しコンテキスト コレクション内の指定したプロパティを取得します。

構文

HRESULT get_Item(
  [in]  BSTR    name,
  [out] VARIANT *pItem
);

パラメーター

[in] name

取得するプロパティ項目の名前。 使用可能な項目の詳細については、「備考」を参照してください。

[out] pItem

取得したプロパティへの参照。

戻り値

このメソッドは、E_INVALIDARG、E_OUTOFMEMORY、E_UNEXPECTED、E_FAIL、S_OKの標準戻り値を返すことができます。

注釈

セキュリティ呼び出しコンテキスト コレクションは、現在の呼び出しで終わる呼び出しのチェーン内の呼び出し元に関する情報を提供するセキュリティ呼び出しコンテキストを表します。 セキュリティ呼び出しコンテキスト コレクション内の各項目について、次の表に説明、取得に使用されるインデックス名、およびアイテムの返されるデータ型を示します。

Item 説明 インデックス名 返される型
直接呼び出し元 オブジェクトの直接の呼び出し元。 "DirectCaller" SecurityIdentity オブジェクト
元の呼び出し元 オブジェクトへの呼び出しのチェーンを発生させた呼び出し元。 "OriginalCaller" SecurityIdentity オブジェクト
最小認証レベル 呼び出しのチェーンで使用される最も低い認証レベル。 "MinAuthenticationLevel" A Long
呼び出し元の数 オブジェクトへの呼び出しのチェーン内の呼び出し元の数。 "NumCallers" A Long
呼び出し 元 現在の呼び出しで終わる呼び出しのチェーン内の呼び出し元。 "呼び出し元" SecurityCallers オブジェクト

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー comsvcs.h

こちらもご覧ください

ISecurityCallContext