ObjectControl インターフェイス (comsvcs.h)

このインターフェイスをコンポーネントに実装すると、COM+ ランタイム環境は、適切なタイミングでオブジェクトに対してメソッドを自動的に呼び出します。 OBJECTControl メソッドを呼び出すことができるのは COM+ ランタイム環境のみです。オブジェクトのクライアントやオブジェクト自体にはアクセスできません。 クライアントが ObjectControl インターフェイスに対してクエリを実行すると、 QueryInterface はE_NOINTERFACEを返します。

ObjectControlIObjectControl は同じ機能を提供しますが、 IObjectControl とは異なり、 ObjectControl はオートメーションと互換性があります。

継承

ObjectControl インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 ObjectControl には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

ObjectControl インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
ObjectControl::Activate

COM+ オブジェクトがアクティブ化されるたびにコンテキスト固有の初期化を実行できるようにします。 (ObjectControl.Activate)
ObjectControl::CanBePooled

非アクティブ化時に再利用するためにオブジェクトをプールできるかどうかを示します。
ObjectControl::D eactivate

COM+ オブジェクトがリサイクルまたは破棄される前に必要なクリーンアップを実行できるようにします。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー comsvcs.h

こちらもご覧ください

COM+ コンテキストとスレッド モデル

コンテキストのアクティブ化

IObjectControl