ICredentialProviderCredential::GetStringValue メソッド (credentialprovider.h)

テキスト フィールドを使用して資格情報からテキストを取得できるようにします。

構文

HRESULT GetStringValue(
  [in]  DWORD  dwFieldID,
  [out] LPWSTR *ppsz
);

パラメーター

[in] dwFieldID

型: DWORD

フィールドの識別子。

[out] ppsz

種類: LPWSTR*

ログオン UI または資格情報 UI に戻る null で終わる Unicode 文字列を含むメモリへのポインター。

戻り値

型: HRESULT

このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。

注釈

このメソッドは省略可能です。

ログオン UI と資格情報 UI このメソッドを使用して、フィールドの pszLabel を取得します。 この情報は、 CPFT_LARGE_TEXTCPFT_SMALL_TEXT、CPFT_COMMAND_LINKCPFT_EDIT_TEXT、および CPFT_PASSWORD_TEXTフィールド の値を 取得するために必要です。

資格情報プロバイダーのベスト プラクティス

資格情報プロバイダーは、ログオンとロック解除の要求を完了するために、非常に機密性の高いユーザー シークレットを処理します。 ベスト プラクティスとして、パスワードや PIN などのシークレット情報は細心の注意を払って処理する必要があります。 資格情報プロバイダー内でシークレット情報を処理するための適切な手法は次のとおりです。
  • シークレットは常に安全に破棄します。 これを行うには、シークレットを保持するために使用されるメモリを解放する前に 、SecureZeroMemory を呼び出します。
  • シークレットを使用した後、すぐに安全に破棄します。
  • 意図した目的に使用されていないシークレットは、予想される時間内に安全に破棄します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー credentialprovider.h