ICredentialProviderCredential::SetSelected メソッド (credentialprovider.h)

資格情報が選択されたときに呼び出されます。 実装者がログオン特性を設定できるようにします。

構文

HRESULT SetSelected(
  [out] BOOL *pbAutoLogon
);

パラメーター

[out] pbAutoLogon

種類: BOOL*

資格情報の選択が、すぐに自動的にログオンを試みる必要があることを示す場合、このメソッドから戻るときには TRUE が含まれます。それ以外の場合 は FALSE です。 たとえば、パスワードなしでアカウントを列挙する資格情報プロバイダーは、これを true として返したい場合があります。

戻り値

種類: HRESULT

このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。

注釈

S_OK以外の値を返すと、ログオン UI と資格情報 UI は、選択が行われなかったかのように動作します。

Windows 10では、Windows が適切と思わない状況で資格情報プロバイダーがユーザーを自動的にログオンさせたい場合、システムはサインイン ボタンをスピード バンプとして表示します。 この例の 1 つは、空のパスワードを持つユーザーがコンピューターをロックするかサインアウトする場合です。そのシナリオでは、Windows はユーザーを直接ログインし直しません。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー credentialprovider.h