DML_ELEMENT_WISE_ROUND_OPERATOR_DESC 構造体 (directml.h)
InputTensor の各要素を整数値に丸め、結果を OutputTensor の対応する要素に配置します。
この演算子はインプレース実行をサポートしています。つまり、バインド中に OutputTensor に InputTensor の別名を指定できます。
構文
struct DML_ELEMENT_WISE_ROUND_OPERATOR_DESC {
const DML_TENSOR_DESC *InputTensor;
const DML_TENSOR_DESC *OutputTensor;
DML_ROUNDING_MODE RoundingMode;
};
メンバー
InputTensor
型: const DML_TENSOR_DESC*
読み取る入力テンソル。
OutputTensor
型: const DML_TENSOR_DESC*
結果を書き込む出力テンソル。
RoundingMode
丸める方向を決定する DML_ROUNDING_MODE 。
- DML_ROUNDING_MODE_HALVES_TO_NEAREST_EVENの場合: 値は最も近い整数に丸められ、中間値 (0.5 など) は最も近い偶数の整数に丸められます。
- DML_ROUNDING_MODE_TOWARD_ZERO場合: 値は 0 に丸められます。 これにより、小数部が実質的に切り捨てられます。
- DML_ROUNDING_MODE_TOWARD_INFINITYの場合: 値は最も近い整数に丸められます。中間値 (0.5 など) は 0 から四捨五入されます (値の符号に応じて、正または負の無限大に向かって)。
可用性
この演算子は、 で DML_FEATURE_LEVEL_2_1
導入されました。
テンソル制約
InputTensor と OutputTensor には、同じ DataType、 DimensionCount、および サイズが必要です。
Tensor のサポート
DML_FEATURE_LEVEL_3_0以上
テンソル | 種類 | サポートされているディメンション数 | サポートされるデータ型 |
---|---|---|---|
InputTensor | 入力 | 1 から 8 | FLOAT32、FLOAT16 |
OutputTensor | 出力 | 1 から 8 | FLOAT32、FLOAT16 |
DML_FEATURE_LEVEL_2_1以上
テンソル | 種類 | サポートされているディメンション数 | サポートされるデータ型 |
---|---|---|---|
InputTensor | 入力 | 4 | FLOAT32、FLOAT16 |
OutputTensor | 出力 | 4 | FLOAT32、FLOAT16 |
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 10 ビルド 20348 |
サポートされている最小のサーバー | Windows 10 ビルド 20348 |
Header | directml.h |