FlsSetValue 関数 (fibersapi.h)
指定した FLS インデックスの呼び出し元のファイバー ローカル ストレージ (FLS) スロットに値を格納します。 各ファイバーには、FLS インデックスごとに独自のスロットがあります。
構文
BOOL FlsSetValue(
[in] DWORD dwFlsIndex,
[in, optional] PVOID lpFlsData
);
パラメーター
[in] dwFlsIndex
FlsAlloc 関数によって割り当てられた FLS インデックス。
[in, optional] lpFlsData
呼び出し元ファイバーの FLS スロットに格納される値。
戻り値
関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。
関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。 次のエラーが返される可能性があります。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
インデックスが範囲内にありません。 |
|
FLS 配列が割り当てされていません。 |
注釈
FLS インデックスは通常、プロセスまたは DLL の初期化中に FlsAlloc 関数によって割り当てられます。 FLS インデックスが割り当てられた後、プロセスの各ファイバーはそれを使用して、そのインデックスの独自の FLS スロットにアクセスできます。 スレッドは、 FlsSetValue の呼び出しで FLS インデックスを指定し、そのスロットに値を格納します。 スレッドは、格納されている値を取得するために FlsGetValue の後続の呼び出しで同じインデックスを指定します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | fibersapi.h |
Library | Kernel32.lib |
[DLL] | Kernel32.dll |