CompositingQuality 列挙 (gdiplusenums.h)
CompositingQuality 列挙は、色が背景色とブレンドされるときにガンマ補正を適用するかどうかを指定します。 この列挙は、Graphics クラスの Graphics::GetCompositingQuality メソッドと Graphics::SetCompositingQuality メソッドによって使用されます。
構文
typedef enum CompositingQuality {
CompositingQualityInvalid,
CompositingQualityDefault,
CompositingQualityHighSpeed,
CompositingQualityHighQuality,
CompositingQualityGammaCorrected,
CompositingQualityAssumeLinear
} ;
定数
CompositingQualityInvalid |
CompositingQualityDefault ガンマ補正が適用されないことを指定します。 |
CompositingQualityHighSpeed ガンマ補正が適用されないことを指定します。 |
CompositingQualityHighQuality ガンマ補正を適用することを指定します。 |
CompositingQualityGammaCorrected ガンマ補正を適用することを指定します。 |
CompositingQualityAssumeLinear ガンマ補正が適用されないことを指定します。 |
注釈
ガンマ補正を適用しないことを指定すると、レンダリングされるイメージ データ (背景とブレンド) は、ガンマ値が 1.0 の線形色空間内にあると見なされます。 その結果、イメージを背景とブレンドする前または後のイメージ データにガンマ調整は適用されません。
ガンマ補正を適用するように指定すると、レンダリングされるイメージ データ (背景とブレンド) は、ガンマ値が 2.2 の sRGB カラー空間内にあると見なされます。 正確なブレンドを確保するために、入力画像データは線形 (ガンマ = 1.0) 空間に変換されてから、色がブレンドされ、後で sRGB (ガンマ = 2.2) 空間に変換されます。 このモードを使用すると、処理時間が長くなりますが、より正確なブレンドが得られます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP、Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
Header | gdiplusenums.h (Gdiplus.h を含む) |