HTTP_MULTIPLE_KNOWN_HEADERS 構造体 (http.h)
HTTP_MULTIPLE_KNOWN_HEADERS構造体は、複数のヘッダーが必要な場合に HTTP 応答に含まれるヘッダーを指定します。
構文
typedef struct _HTTP_MULTIPLE_KNOWN_HEADERS {
HTTP_HEADER_ID HeaderId;
ULONG Flags;
USHORT KnownHeaderCount;
PHTTP_KNOWN_HEADER KnownHeaders;
} HTTP_MULTIPLE_KNOWN_HEADERS, *PHTTP_MULTIPLE_KNOWN_HEADERS;
メンバー
HeaderId
応答ヘッダー ID を指定する HTTP_HEADER_ID 列挙体のメンバー。
Flags
HeaderId メンバーの応答ヘッダーに対応するフラグ。 このメンバーは、WWW-Authenticate ヘッダーが存在する場合にのみ使用されます。 0 または次の値を指定できます。
フラグ | 説明 |
---|---|
|
指定された認証スキームの順序は、チャレンジ応答で保持されます。 |
KnownHeaderCount
KnownHeaders メンバーで指定された配列内の要素の数。
KnownHeaders
構造体の配列内の最初の要素へのポインター HTTP_KNOWN_HEADER 。
注釈
HTTP バージョン 1.0 API を使用すると、アプリケーションは応答を含む既知の応答ヘッダーを 1 つだけ送信できます。 HTTP バージョン 2.0 API 以降では、アプリケーションで複数の既知の応答ヘッダーを送信できるようになります。
HTTP_RESPONSE_INFO構造体の pInfo メンバーは、アプリケーションが応答に複数の既知のヘッダーを提供する場合に、この構造体を指します。 HTTP_RESPONSE_INFO構造体は、HTTP バージョン 2.0 以降のHTTP_RESPONSE構造を拡張します。
HTTP_MULTIPLE_KNOWN_HEADERS構造により、サーバー アプリケーションは複数の認証チャレンジをクライアントに送信できます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
Header | http.h |