IADsSecurityUtility::GetSecurityDescriptor メソッド (iads.h)

GetSecurityDescriptor メソッドは、指定したファイル、ファイル共有、またはレジストリ キーのセキュリティ記述子を取得します。

構文

HRESULT GetSecurityDescriptor(
  [in]  VARIANT varPath,
  [in]  long    lPathFormat,
  [in]  long    lFormat,
  [out] VARIANT *pVariant
);

パラメーター

[in] varPath

セキュリティ記述子を取得するオブジェクトのパスを含む VARIANT 文字列。

ファイル

有効なファイル パス構文。 たとえば、"c:\specs\public\adxml.doc" または "\adsi\public\dsclient.exe" です。

ファイル共有

ファイル共有の有効なファイル パス構文。 たとえば、"\adsi\public" です。

レジストリ キー

有効なレジストリ構文。 たとえば、"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\ADs" などです。

[in] lPathFormat

varPath パラメーターの形式を指定するADS_PATHTYPE_ENUM値のいずれかを格納します。

[in] lFormat

pVariant パラメーターで返されるセキュリティ記述子の形式を指定するADS_SD_FORMAT_ENUM値のいずれかを格納します。 次の一覧は、このパラメーターに使用できる値と 、pVariant パラメーターで指定される形式を示しています。

ADS_SD_FORMAT_IID

pVariant は、IADsSecurityDescriptor インターフェイスに対してクエリを実行できるVT_DISPATCHを受け取ります。

ADS_SD_FORMAT_RAW

pVariantは、生データ形式の | セキュリティ記述子を含むVT_I1 VT_ARRAYを受け取ります。 これは、 SECURITY_DESCRIPTOR 構造体の形式です。

ADS_SD_FORMAT_HEXSTRING

pVariant は、生のセキュリティ記述子を 16 進エンコード文字列形式で含むVT_BSTRを受け取ります。

[out] pVariant

返されたセキュリティ記述子を受け取る VARIANT へのポインター。 取得したセキュリティ記述子の形式は、 lFormat パラメーターによって指定されます。

戻り値

成功した場合 はS_OK を返し、それ以外の場合は COM または Win32 エラー コードを返します。 考えられるエラー コードは次のとおりです。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー iads.h
[DLL] Activeds.dll

こちらもご覧ください

ADS_PATHTYPE_ENUM

ADS_SD_FORMAT_ENUM

IADsSecurityDescriptor

IADsSecurityUtility

SECURITY_DESCRIPTOR

SetSecurityDescriptor