SetInputScope 関数 (inputscope.h)
指定したウィンドウの入力スコープを設定します。
構文
HRESULT SetInputScope(
[in] HWND hwnd,
[in] InputScope inputscope
);
パラメーター
[in] hwnd
スコープを設定するウィンドウ。
[in] inputscope
ウィンドウに関連付ける入力スコープ。 入力スコープの関連付けを削除するには、このパラメーターにIS_DEFAULTを渡します。
戻り値
値 | 説明 |
---|---|
S_OK | メソッドは正常に実行されました。 |
解説
このメソッドを呼び出すと、ウィンドウに関連付けられているスコープが置き換えられます。
アプリケーションは、ウィンドウが破棄される前に入力スコープの関連付けを削除するために、 IS_DEFAULTを hwnd パラメーターに渡して、このメソッドを呼び出す必要があります。
この API は、ウィンドウ (hwnd パラメーター) と呼び出し元のスレッドが同じスレッド内にある場合にのみ機能します。 別のスレッドのウィンドウに対してこの API を呼び出すと、E_INVALIDARGで失敗します。
ドキュメント マネージャーに関連付けられていないウィンドウ (hwnd パラメーター) でこのメソッドを呼び出した場合、スコープの変更に対応するテキスト サービス通知は、対象のクライアント (タッチ キーボードなど) に送信されません。
例
[C++]
次のコードは、ウィンドウの入力スコープを設定する方法を示しています。
SetInputScope(hwnd, IS_EMAIL_USERNAME);
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | inputscope.h |
[DLL] | Msctf.dll |