QueryVirtualMemoryInformation 関数 (memoryapi.h)

QueryVirtualMemoryInformation 関数は、指定されたプロセスの仮想アドレス空間内のページまたはページのセットに関する情報を返します。

構文

BOOL QueryVirtualMemoryInformation(
  [in]            HANDLE                         Process,
  [in]            const VOID                     *VirtualAddress,
  [in]            WIN32_MEMORY_INFORMATION_CLASS MemoryInformationClass,
  [out]           PVOID                          MemoryInformation,
  [in]            SIZE_T                         MemoryInformationSize,
  [out, optional] PSIZE_T                        ReturnSize
);

パラメーター

[in] Process

クエリ対象のページが存在するコンテキスト内のプロセスのハンドル。

[in] VirtualAddress

クエリを実行するページの領域のアドレス。 この値は、次のホスト ページ アドレス境界に切り捨てられます。

[in] MemoryInformationClass

情報を取得するメモリ情報クラス。 サポートされている値は MemoryRegionInfo のみです。

[out] MemoryInformation

指定した情報を受け取るバッファーへのポインター。

MemoryInformationClass パラメーターの値が MemoryRegionInfo の場合、このパラメーターはWIN32_MEMORY_REGION_INFORMATION構造体を指す必要があります。

[in] MemoryInformationSize

メモリ情報バッファーの長さをバイト単位で指定します。

[out, optional] ReturnSize

省略可能なポインター。指定されている場合は、メモリ情報バッファーに配置されたバイト数を受け取ります。

戻り値

成功した 場合は TRUE を 返します。 エラーの 場合は FALSE を 返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

MemoryInformationClass パラメーターの値が MemoryRegionInfo の場合、MemoryInformation パラメーターはWIN32_MEMORY_REGION_INFORMATION構造体を指す必要があります。 VirtualAddress パラメーターは、有効なメモリ割り当て内のアドレスを指す必要があります。 VirtualAddress パラメーターが未割り当てメモリ領域を指している場合、関数は失敗します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 10バージョン 1607 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2016 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー memoryapi.h (Windows.h を含む)
Library Onecore.lib
[DLL] Api-ms-win-core-memory-l1-1-4.dll

こちらもご覧ください

GetLastError

MEMORY_BASIC_INFORMATION

WIN32_MEMORY_REGION_INFORMATION