MFT_INPUT_STREAM_INFO 構造体 (mftransform.h)
Media Foundation 変換 (MFT) の入力ストリームに関する情報が含まれます。 これらの値を取得するには、 IMFTransform::GetInputStreamInfo を呼び出します。
構文
typedef struct _MFT_INPUT_STREAM_INFO {
LONGLONG hnsMaxLatency;
DWORD dwFlags;
DWORD cbSize;
DWORD cbMaxLookahead;
DWORD cbAlignment;
} MFT_INPUT_STREAM_INFO;
メンバー
hnsMaxLatency
入力サンプルと対応する出力サンプルの間の最大時間 (100 ナノ秒単位)。 たとえば、期間が 1 秒の 2 つのサンプルをバッファーする MFT の最大待機時間は 2 秒です。 MFT が常に入力サンプルを直接出力サンプルに変換し、バッファリングを行っていない場合、待機時間はゼロになります。
dwFlags
_MFT_INPUT_STREAM_INFO_FLAGS列挙からの 0 個以上のフラグのビットごとの OR。
cbSize
各入力バッファーの最小サイズ (バイト単位)。 サイズが可変の場合、または MFT に特定のサイズが必要ない場合、値は 0 です。 非圧縮オーディオの場合、値はオーディオ フレーム サイズである必要があります。これは、メディアの種類の MF_MT_AUDIO_BLOCK_ALIGNMENT 属性から取得できます。
cbMaxLookahead
MFT が先読み処理を実行するために保持する入力データの最大量 (バイト単位)。 先読 みは、データを処理する前にデータを先読みするアクションです。 この値は、最悪の場合の値である必要があります。 MFT が先読みバッファーを保持しない場合、値は 0 になります。
cbAlignment
入力バッファーに必要なメモリの配置。 MFT に特定のアラインメントが必要ない場合、値は 0 になります。
解説
メディアの種類を設定する前に、有効と見なす必要がある値は dwFlags メンバーのMFT_INPUT_STREAM_REMOVABLEフラグとMFT_INPUT_STREAM_OPTIONAL フラグのみです。
- MFT_INPUT_STREAM_REMOVABLE フラグは、ストリームを削除できることを示します。
- MFT_INPUT_STREAM_OPTIONAL フラグは、ストリームが省略可能であり、メディアの種類を必要としないことを示します。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリ | UWP アプリ] |
Header | mftransform.h |