IMMDeviceCollection::Item メソッド (mmdeviceapi.h)

Item メソッドは、デバイス コレクション内の指定された項目へのポインターを取得します。

構文

HRESULT Item(
  [in]  UINT      nDevice,
  [out] IMMDevice **ppDevice
);

パラメーター

[in] nDevice

デバイス番号。 コレクションに n 個のデバイスが含まれている場合、デバイスには 0 から n – 1 の番号が付けられます。

[out] ppDevice

メソッドがデバイス コレクション内の指定された項目の IMMDevice インターフェイスのアドレスを書き込むポインター変数へのポインター。 このメソッドを使用して、呼び出し元はインターフェイスへのカウントされた参照を取得します。 呼び出し元は、インターフェイスの Release メソッドを呼び出すことによって、不要になったときにインターフェイスを 解放 する役割を担います。 Item 呼び出しが失敗した場合、*ppDeviceNULL です

戻り値

メソッドが成功した場合は、S_OK を返します。 失敗した場合、次の表に示す値が含まれますが、これに限定されません。

リターン コード 説明
E_POINTER
パラメーター ppDeviceNULL です
E_INVALIDARG
パラメーター nDevice が有効なデバイス番号ではありません。

注釈

このメソッドは、デバイス コレクション内の指定された項目の IMMDevice インターフェイスへのポインターを取得します。 コレクション内の各項目は、オーディオ エンドポイント デバイスを表すエンドポイント オブジェクトです。 呼び出し元は、デバイス番号を指定して、デバイス コレクションからデバイスを選択します。 n 個のデバイスのコレクションの場合、有効なデバイス番号の範囲は 0 から n – 1 です。 コレクション内のデバイスの数を取得するには、 IMMDeviceCollection::GetCount メソッドを呼び出します。

Item メソッドを呼び出すコード例については、「デバイスのプロパティ」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー mmdeviceapi.h

こちらもご覧ください

IMMDevice インターフェイス

IMMDeviceCollection インターフェイス

IMMDeviceCollection::GetCount