ITfContextView::GetRangeFromPoint メソッド (msctf.h)
ITfContextView::GetRangeFromPoint メソッドは、画面座標内のポイントを、対応する場所に配置された空のテキスト範囲に変換します。
構文
HRESULT GetRangeFromPoint(
[in] TfEditCookie ec,
[in] const POINT *ppt,
[in] DWORD dwFlags,
[out] ITfRange **ppRange
);
パラメーター
[in] ec
読み取り専用アクセス権を持つ編集 Cookie を指定します。
[in] ppt
画面座標内のポイントを指定します。
[in] dwFlags
ポイントと文字境界ボックスの画面座標に基づいて返す範囲の位置を指定します。 既定では、返される範囲の位置は、ポイントの画面座標を含む文字境界ボックスです。 ポイントが文字境界ボックスの外側にある場合、メソッドは NULL または TF_E_INVALIDPOINTを返します。 このパラメーターのその他のビット フラグは次のとおりです。
ビット フラグを組み合わせることができます。
値 | 意味 |
---|---|
|
ポイントの画面座標が文字境界ボックスに含まれている場合、返される範囲の位置は、ポイントの画面座標に最も近い境界エッジです。 |
|
ポイントの画面座標が文字境界ボックスに含まれていない場合は、最も近い範囲の位置が返されます。 |
[out] ppRange
ITfRange インターフェイスへのポインターを受け取ります。
戻り値
このメソッドは、これらの値のいずれかを返すことができます。
値 | 説明 |
---|---|
|
メソッドは正常に実行されました。 |
|
pptScreen パラメーターには、ドキュメント テキストは含まれません。 |
|
アプリケーションでテキスト レイアウトが計算されていません。 |
|
指定された編集 Cookie が無効です。 |
注釈
既定では、 メソッドは、ポイント 1 の場合は 0、ポイント 2 の場合はTF_E_INVALIDPOINTの範囲を返します。 dwFlags パラメーターが GXFPF_ROUND_NEAREST に設定されている場合、メソッドはポイント 1 の範囲位置 1 を返します。 dwFlags パラメーターが GXFPF_NEAREST に設定されている場合、メソッドはポイント 2 の範囲位置 2 を返します。要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | msctf.h |
[DLL] | Msctf.dll |
再頒布可能パッケージ | Windows 2000 Professional の TSF 1.0 |
こちらもご覧ください
GXFPF_ROUND_NEAREST