ITfRange::ShiftEndRegion メソッド (msctf.h)

終了アンカーを隣接する領域に移動します。

構文

HRESULT ShiftEndRegion(
  [in]  TfEditCookie ec,
  [in]  TfShiftDir   dir,
  [out] BOOL         *pfNoRegion
);

パラメーター

[in] ec

ITfDocumentMgr::CreateContext または ITfEditSession::D oEditSession から取得した編集コンテキストを識別する編集 Cookie が含まれています。

[in] dir

終了アンカーの移動先となる隣接領域を指定する TfShiftDir 値のいずれかを格納します。

[out] pfNoRegion

アンカーが別の領域に隣接しているかどうかを示すフラグを受け取る BOOL 値へのポインター。 アンカーが別の領域に隣接していない場合は 0 以外の値を受け取り、それ以外の場合は 0 を受け取ります。

戻り値

このメソッドは、これらの値のいずれかを返すことができます。

説明
S_OK
メソッドは正常に実行されました。
E_INVALIDARG
pfNoRegion が無効です。
TF_E_NOLOCK
ec によって識別される編集コンテキストには、読み取り専用ロックがありません。

解説

範囲の開始位置と終了位置はアンカーと呼ばれます。

このメソッドを呼び出す前に、アンカーを目的の領域の隣に配置する必要があります。 そうでない場合、 pfNoRegion は 0 以外の値を受け取り、アンカーは移動されません。 アンカーが目的の領域に隣接している場合、 pfNoRegion は 0 を受け取り、アンカーは領域に移動します。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー msctf.h
[DLL] Msctf.dll
再頒布可能パッケージ Windows 2000 Professional の TSF 1.0

関連項目

ITfDocumentMgr::CreateContext

ITfEditSession::D oEditSession

ITfRange

ITfRange::ShiftEnd

ITfRange::ShiftStart

ITfRange::ShiftStartRegion

TfShiftDir