ITfTextEditSink::OnEndEdit メソッド (msctf.h)
コンテキストへの読み取り/書き込みアクセス権を持つ ITfEditSession::D oEditSession メソッドの完了時に通知を受け取ります。
構文
HRESULT OnEndEdit(
[in] ITfContext *pic,
[in] TfEditCookie ecReadOnly,
[in] ITfEditRecord *pEditRecord
);
パラメーター
[in] pic
編集されたコンテキストの ITfContext インターフェイスへのポインター。
[in] ecReadOnly
コンテキストへの読み取り専用アクセスの TfEditCookie 値を指定します。
[in] pEditRecord
コンテキストへの変更にアクセスするために使用される ITfEditRecord インターフェイスへのポインター。
戻り値
このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。
注釈
読み取り/書き込みアクセス権を持つ編集セッションは、TF_ES_READWRITE フラグを使用して ITfContext::RequestEditSession メソッドを呼び出して要求されます。これにより、セッションを実行する ITfEditSession::D oEditSession メソッドが確立されます。 このような ITfEditSession::D oEditSession メソッドが 完了すると、TSF はこのメソッドを呼び出します。
テキスト サービスは、 ecReadOnly パラメーターを使用してコンテキストを表示する場合にのみ使用できます。 変更が必要な場合、テキスト サービスは ITfContext::RequestEditSession メソッドへの非同期呼び出しを使用する必要があります。 ただし、テキスト サービスでは、コンポジションの一部として以前に入力したテキストのみを変更する必要があります。 そうしないと、2 つ以上のテキスト サービスで同じテキストを繰り返し変更できます。 テキスト サービスは 、ITfContext::InWriteSession メソッドを使用して、完了した編集セッションを実行したかどうかを判断できます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | msctf.h |
[DLL] | Imekrcic.dll |
再頒布可能パッケージ | Windows 2000 Professional の TSF 1.0 |
こちらもご覧ください
ITfContext::RequestEditSession