IMDSPObject2::ReadOnClearChannel メソッド (mswmdm.h)

ReadOnClearChannel メソッドは、セキュリティで保護された認証済みチャネルを使用せずに、現在の位置にあるオブジェクトからデータを読み取ります。 これは、DRM で保護されたコンテンツで使用しても安全です。 この操作は、ストレージ オブジェクトがファイルを表す場合にのみ有効です。 IMDSPObject2 がサポートされている場合は、このメソッドを実装する必要があります。 このメソッドが失敗した場合、Windows Media デバイス マネージャーは IMDSPObject::Read にフォールバックしません。

構文

HRESULT ReadOnClearChannel(
  [out]     BYTE  *pData,
  [in, out] DWORD *pdwSize
);

パラメーター

[out] pData

オブジェクトから読み取られたデータを受け取るバッファーへのポインター。

[in, out] pdwSize

読み取るデータのバイト数を指定する DWORD へのポインター。 戻り時に、このパラメーターには読み取られた実際のデータ量が含まれます。

戻り値

このメソッドは HRESULT を返します。 Windows Media デバイス マネージャーのすべてのインターフェイス メソッドは、次のいずれかのエラー コード クラスを返すことができます。

  • 標準 COM エラー コード
  • HRESULT 値に変換された Windows エラー コード
  • Windows Media デバイス マネージャー エラー コード
考えられるエラー コードの詳細な一覧については、「 エラー コード」を参照してください。

注釈

このメソッドは、DRM で保護されたコンテンツに使用できます。 このメソッドは、パラメーターの暗号化と暗号化解除を伴わないため、 IMDSPObject::Read よりも効率的です。

要件

要件
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー mswmdm.h
Library Mssachlp.lib

こちらもご覧ください

Windows メディア プレーヤーを使用した同期の有効化

IMDSPObject2 インターフェイス

IMDSPObject2::WriteOnClearChannel

IMDSPObject::Read