PFNCryptStreamOutputCallback コールバック関数 (ncryptprotect.h)
PFNCryptStreamOutputCallback 関数は、NCryptStreamOpenToProtect 関数または NCryptStreamOpenToUnprotect 関数を使用して開始されたタスクから、暗号化または復号化されたデータを受け取ります。 このコールバックは、次の構文を使用してアプリケーションで定義する必要があります。
構文
PFNCryptStreamOutputCallback Pfncryptstreamoutputcallback;
SECURITY_STATUS Pfncryptstreamoutputcallback(
[in] void *pvCallbackCtxt,
[in] const BYTE *pbData,
SIZE_T cbData,
BOOL fFinal
)
{...}
パラメーター
[in] pvCallbackCtxt
アプリケーションを追跡するために使用できるデータへのポインター。 データは、データ保護 API によって変更されません。
[in] pbData
アプリケーションで使用できる処理済みデータのブロックへのポインター。
cbData
pbData パラメーターによって指される処理されたデータのサイズ (バイト単位)。
fFinal
この値が TRUE の場合、現在のデータ ブロックは最後に処理され、コールバックが最後に呼び出されます。
戻り値
このコールバック関数の実装から ERROR_SUCCESS 以外の状態コードを返した場合、ストリームの暗号化または暗号化解除プロセスは失敗します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
関数は成功しました。 |
注釈
NCRYPT_PROTECT_STREAM_INFO構造体の pfnStreamOutput メンバーで、このコールバック関数へのポインターを設定します。 NCryptStreamOpenToProtect 関数または NCryptStreamOpenToUnprotect 関数の pStreamInfo パラメーター内の構造体へのポインターを設定します。
このコールバックを使用して、暗号化または暗号化解除されたデータをさらに処理できます。 関数の一般的な用途は、データ保護 API から受信したデータをディスクに書き込む場合です。 暗号化または暗号化されていないデータのブロックは、 NCryptStreamUpdate 関数によって作成されます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 8 [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2012 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | ncryptprotect.h |