WNetSetLastErrorA 関数 (npapi.h)
拡張エラー情報を設定します。 ネットワーク プロバイダーは 、SetLastError の代わりにこの関数を呼び出す必要があります。
必要に応じて、 複数プロバイダー ルーター (MPR) は SetLastError を呼び出して、ネットワーク プロバイダーから返される Windows エラーを設定します。
構文
void WNetSetLastErrorA(
[in] DWORD err,
[in] LPSTR lpError,
[in] LPSTR lpProviders
);
パラメーター
[in] err
発生したエラー。 これはネットワーク固有のエラー コードです。
[in] lpError
ネットワーク固有のエラーを表す文字列。
[in] lpProviders
エラーを発生させたネットワーク プロバイダーに名前を付ける文字列。
戻り値
なし
解説
この関数は Windows オペレーティング システムによって実装され、ネットワーク プロバイダーから呼び出すことができます。
プロバイダーは、この関数を使用して、プロバイダー固有の情報を含むエラーを報告する必要があります。 エラー情報は、同じスレッド内の WNetSetLastError の別の呼び出しによって上書きされるまで保存されます。
プロバイダー関数で一般的なエラーを処理するには、次のステートメントを使用することをお勧めします。
return(providerError);
このステートメントでは、providerError は Windows エラー コードです。たとえば、このドキュメントに記載されているプロバイダー API のリターン コードの 1 つなどです。
プロバイダー固有のエラーの場合、プロバイダーは次の操作を行う必要があります。
// Set up lpErrorString to be the error to be reported.
WNetSetLastError(providerError,
lpErrorString,
lpProviderName) ;
return(ERROR_EXTENDED_ERROR) ;
この場合、providerError はプロバイダー固有のエラー コードです。
プロバイダーは、プロバイダー関数から戻る前に SetLastError を呼び出す必要はありません。 MPR は SetLastError を呼び出して、アプリケーションを満たすために必要な場合にプロバイダーから返される Windows エラーを設定します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | npapi.h |
Library | Mpr.lib |
[DLL] | Mpr.dll |