RtlEncryptMemory 関数 (ntsecapi.h)
[ RtlDecryptMemory 関数は、[要件] セクションで指定したオペレーティング システムで使用できます。 今後のバージョンでは変更されるか、利用できなくなる場合もあります。 代わりに、 CryptProtectMemory 関数を 使用します。
RtlEncryptMemory 関数は、メモリの内容を暗号化します。 暗号化された内容は、 RtlDecryptMemory 関数の後続の呼び出しによって復号化できます。
メモ この関数には、インポート ライブラリが関連付けされません。 この関数は、Advapi32.dll の SystemFunction040 という名前のリソースとして使用できます。
LoadLibrary 関数と GetProcAddress 関数を使用して、Advapi32.dll に動的にリンクする必要があります。
構文
NTSTATUS RtlEncryptMemory(
[in, out] PVOID Memory,
[in] ULONG MemorySize,
[in] ULONG OptionFlags
);
パラメーター
[in, out] Memory
暗号化するメモリへのポインター。 メモリのサイズは、RTL_ENCRYPT_MEMORY_SIZE定数の倍数である必要があります。
[in] MemorySize
メモリが指すバイト数。 バイト数は、RTL_ENCRYPT_MEMORY_SIZE定数の倍数である必要があります。
[in] OptionFlags
プロセスの境界と偽装に対する暗号化のしくみを示す 値。 このパラメーターには、次の値のいずれかを指定できます。 値は相互に排他的です。 メモリの暗号化と暗号化解除を行う場合は、同じフラグを指定する必要があります。
戻り値
関数が成功した場合、戻り値はSTATUS_SUCCESS。
関数が失敗した場合、戻り値はエラーを示す NTSTATUS コードです。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP、Windows XP [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003、Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | ntsecapi.h |
[DLL] | Advapi32.dll |