LSA_TOKEN_INFORMATION_NULL 構造体 (ntsecpkg.h)
LSA_TOKEN_INFORMATION_NULL構造は、認証されていないシステム アクセスが必要な場合に使用されます。
たとえば、認証以外のネットワーク回線 (null セッションなど) に NULL 情報を指定できます。 これにより、ログオン用に匿名トークンが生成されます。 匿名トークンを使用すると、ユーザーは保護されたシステム リソースにアクセスできなくなりますが、保護されていないシステム リソースへのアクセスは許可されます。
構文
typedef struct _LSA_TOKEN_INFORMATION_NULL {
LARGE_INTEGER ExpirationTime;
PTOKEN_GROUPS Groups;
} LSA_TOKEN_INFORMATION_NULL, *PLSA_TOKEN_INFORMATION_NULL;
メンバー
ExpirationTime
セキュリティ コンテキストが無効になる時刻。 コンテキストの有効期限が切れない場合は、遠い将来に値を使用します。
Groups
TOKEN_GROUPS ユーザーがメンバーになるグループの セキュリティ識別子 (SID) を含む構造体。 これには、システムによって定義および割り当てられた WORLD またはその他の SID を含めてはなりません。
各 SID は、個別に割り当てられたメモリ ブロック内にある必要があります。 また、TOKEN_GROUPS構造体は、個別に割り当てられたメモリ ブロック内に存在することも想定されています。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
Header | ntsecpkg.h |