IBindCtx::GetRunningObjectTable メソッド (objidl.h)

このバインド コンテキストが実行されているコンピューターの実行中のオブジェクト テーブル (ROT) へのインターフェイス ポインターを取得します。

構文

HRESULT GetRunningObjectTable(
  [out] IRunningObjectTable **pprot
);

パラメーター

[out] pprot

実行中のオブジェクト テーブルへのインターフェイス ポインターを受け取る IRunningObjectTable* ポインター変数のアドレス。 エラーが発生した場合、*pprotNULL に設定されます。 *pprotNULL 以外の場合、実装は実行中のテーブル オブジェクトに対して AddRef を呼び出します。 Release を呼び出すのは呼び出し元の責任です。

戻り値

このメソッドは、標準の戻り値E_OUTOFMEMORY、E_UNEXPECTED、およびS_OKを返すことができます。

注釈

実行中のオブジェクト テーブルは、各コンピューターでグローバルにアクセスできるテーブルです。 コンピューターで現在実行されているすべてのオブジェクトが追跡されます。

呼び出し元へのメモ

通常、( IMoniker インターフェイスの実装を通じて) 新しいモニカー クラスを実装するユーザーは 、GetRunningObjectTable を呼び出します。 このメソッドは、IMoniker::BindToObject または IMoniker::IsRunning の実装で呼び出して、オブジェクトが現在実行されているかどうかをチェックすると便利です。 また、 IMoniker::GetTimeOfLastChange の実装でこのメソッドを呼び出して、実行中のオブジェクトが最後に変更された日時を確認することもできます。

モニカーの実装では、 GetRunningObjectTable 関数を使用する代わりに、このメソッドを呼び出す必要があります。 これにより、 IBindCtx の今後の実装でバインディング動作を変更できるようになります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー objidl.h

こちらもご覧ください

Ibindctx

Imoniker

IRunningObjectTable