IRunnableObject::IsRunning メソッド (objidl.h)
オブジェクトが現在実行中の状態であるかどうかを判断します。
構文
BOOL IsRunning();
戻り値
オブジェクトが実行中の状態の場合、戻り値は TRUE です。 それ以外の場合は FALSE です。
注釈
コンテナー アプリケーションは、サーバーがすぐに使用可能かどうかを知る必要があるときに 、IRunnableObject::IsRunning を呼び出すことができます。 たとえば、 コンテナーの IOleItemContainer::GetObject メソッドの実装では、サーバーが実行されておらず、bindspeed パラメーターで BINDSPEED_IMMEDIATEが指定されている場合、エラーが返されます。
オブジェクト ハンドラーは、実行中のサーバーとの競合を回避したい場合、または実行中のサーバーに最新の情報が含まれている可能性がある場合に 、IRunnableObject::IsRunning を呼び出す可能性があります。 たとえば、 ハンドラーの IOleObject::GetExtent の実装は、実行中のオブジェクト サーバーに委任されます。これは、サーバーの情報がハンドラーのキャッシュ内の情報よりも最新である可能性があるためです。
OleIsRunning は、 IRunnableObject::IsRunning によって提供される機能を簡単に再パッケージ化するヘルパー関数です。 OLE 2.01 のリリースでは、 OleIsRunning の実装が変更され、 QueryInterface が呼び出され、 IRunnableObject が要求され、 IRunnableObject::IsRunning が呼び出されました。 つまり、 インターフェイスとヘルパー関数を同じ意味で使用できます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | objidl.h |