IStdMarshalInfo インターフェイス (objidl.h)
標準マーシャリング中に宛先プロセスで使用されるハンドラーを識別する CLSID を取得します。
継承
IStdMarshalInfo インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承します。 IStdMarshalInfo には、次の種類のメンバーもあります。
メソッド
IStdMarshalInfo インターフェイスには、これらのメソッドがあります。
IStdMarshalInfo::GetClassForHandler IStdMarshalInfo::GetClassForHandler メソッド (objidl.h) は、標準マーシャリング中に宛先プロセスで使用されるオブジェクト ハンドラーの CLSID を取得します。 |
注釈
OLE の IMarshal の既定の実装を使用するオブジェクトは独自のプロキシを提供しませんが、 IStdMarshalInfo を実装することで、クライアント プロセスに読み込むハンドラーを指定できます。 このようなハンドラーは通常、特定の要求を処理中に処理し、OLE の既定のマーシャリングを使用して他のユーザーを元のオブジェクトに委任します。
一部のクライアント プロセスでオブジェクトのインスタンスを作成するには、最初に、オブジェクトが既定のマーシャリングを使用するか、独自の実装を使用するかを決定する必要があります。 オブジェクトが既定のマーシャリングを使用する場合、COM はオブジェクトに対してクエリを実行して、特殊なハンドラーを使用するか、単純に OLE の既定のプロキシを使用するかを判断します。 読み込まれるハンドラーの CLSID を取得するには、COM はオブジェクトに 対して IStdMarshalInfo と IPersist インターフェイスのクエリを実行します。 どちらのインターフェイスもサポートされていない場合は、標準ハンドラーが使用されます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | objidl.h (ObjIdl.h を含む) |