IDropTarget::D rop メソッド (oleidl.h)
ソース データをターゲット ウィンドウに組み込み、ターゲット フィードバックを削除して、データ オブジェクトを解放します。
構文
HRESULT Drop(
[in] IDataObject *pDataObj,
[in] DWORD grfKeyState,
[in] POINTL pt,
[in, out] DWORD *pdwEffect
);
パラメーター
[in] pDataObj
ドラッグ アンド ドロップ操作で転送されるデータ オブジェクトの IDataObject インターフェイスへのポインター。
[in] grfKeyState
キーボードのキーボード修飾子キーの現在の状態。 使用できる値は、フラグ MK_CONTROL、MK_SHIFT、MK_ALT、MK_BUTTON、MK_LBUTTON、MK_MBUTTON、MK_RBUTTONの組み合わせです。
[in] pt
画面座標内の現在のカーソル座標を含む POINTL 構造体。
[in, out] pdwEffect
入力時に、DoDragDrop 関数の pdwEffect パラメーターの値へのポインター。 戻り時には、ドロップ操作の結果を示す DROPEFFECT フラグのいずれかを含める必要があります。
戻り値
このメソッドは、成功したS_OKを返します。 その他の使用可能な値は次のとおりです。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
予期しないエラーが発生しました。 |
|
pdwEffect パラメーターが無効です。 |
|
この操作に使用できるメモリが不足しています。 |
解説
このメソッドを直接呼び出すことはありません。 DoDragDrop 関数は、ユーザーがドラッグ アンド ドロップ操作を完了すると、このメソッドを呼び出します。
Drop の実装では、データ オブジェクトをターゲットに組み込む必要があります。 pDataObj で使用できる IDataObject で使用できる形式と修飾子キーの現在の状態を使用して、リンクや埋め込みなど、データの組み込み方法を決定します。
データを組み込むだけでなく、IDropTarget::D ragLeave メソッドと同様にクリーンする必要もあります。
- 現在表示されているターゲット フィードバックをすべて削除します。
- データ オブジェクトへの参照を解放します。
- 表示されているソース フィードバックをすべて削除します。
- 操作が移動だった場合にデータを削除するなど、データに必要な変更を加えます。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | oleidl.h |