SetProcessPriorityBoost 関数 (processthreadsapi.h)
システムが指定したプロセスのスレッドの優先度を一時的に高める機能を無効または有効にします。
構文
BOOL SetProcessPriorityBoost(
[in] HANDLE hProcess,
[in] BOOL bDisablePriorityBoost
);
パラメーター
[in] hProcess
プロセスのハンドル。 このハンドルには、PROCESS_SET_INFORMATIONアクセス権が必要です。 詳細については、「 セキュリティとアクセス権の処理」を参照してください。
[in] bDisablePriorityBoost
このパラメーターが TRUE の場合、動的ブーストは無効になります。 パラメーターが FALSE の場合、動的ブーストが有効になります。
戻り値
関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。
関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。
解説
いずれかの動的優先度クラスでスレッドが実行されている場合、システムは待機状態から取り出されたときにスレッドの優先度を一時的に高めます。 DisablePriorityBoost パラメーターを TRUE に設定して SetProcessPriorityBoost を呼び出した場合、スレッドの優先順位はブーストされません。 この設定は、既存のすべてのスレッドと、その後プロセスによって作成されたすべてのスレッドに影響します。 通常の動作を復元するには、DisablePriorityBoost を FALSE に設定して SetProcessPriorityBoost を呼び出します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | processthreadsapi.h (Windows.h を含む) |
Library | Kernel32.lib |
[DLL] | Kernel32.dll |