PropVariantToFileTimeVectorAlloc 関数 (propvarutil.h)
PROPVARIANT 構造体から新しく割り当てられた FILETIME ベクターにデータを抽出します。
構文
PSSTDAPI PropVariantToFileTimeVectorAlloc(
[in] REFPROPVARIANT propvar,
[out] FILETIME **pprgft,
[out] ULONG *pcElem
);
パラメーター
[in] propvar
型: REFPROPVARIANT
ソース PROPVARIANT 構造体への参照。
[out] pprgft
種類: FILETIME**
この関数が戻るときに、 には、ソース PROPVARIANT 構造体から抽出された FILETIME 値のベクターへのポインターが含まれます。
[out] pcElem
種類: ULONG*
この関数から戻るときに、ソース PROPVARIANT 構造体から抽出された FILETIME 要素の数が格納されます。
戻り値
型: HRESULT
次のいずれかの値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
成功 した場合はS_OK 、それ以外の場合はエラー値を返します。 |
|
PROPVARIANT が適切な型ではありません。 |
注釈
このヘルパー関数は、呼び出し元のアプリケーションが FILETIME ベクター値を保持する PROPVARIANT を想定している場所で使用されます。
ソース PROPVARIANT の型が VT_VECTOR の場合 |VT_FILETIME、この関数は FILETIMEs 値のベクターを、新しく割り当てられた FILETIME 値のベクターに抽出します。 呼び出し元のアプリケーションは、 CoTaskMemFree を使用して 、不要になったときに pprgft が指すベクターを解放する役割を担います。
出力 FILETIMEs は、ソース FILETIMEs と同じタイム ゾーンを使用します。
例
次の例は、より大きなプログラムの一部として含めるために、 PropVariantToFileTimeVectorAlloc を使用して PROPVARIANT 内の FILETIME ベクター値にアクセスする方法を示しています。
// PROPVARIANT propvar;
// Assume the variable propvar is initialized and valid.
// The application is expecting propvar to contain a vector of FILETIME values.
BOOL *prgTimes;
ULONG cTimes;
HRESULT hr = PropVariantToBooleanVectorAlloc(propvar, &prgTimes, &cTimes);
if (SUCCEEDED(hr))
{
// prgTimes now points to a vector of cTimes file times.
CoTaskMemFree(prgTimes);
}
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | WINDOWS XP と SP2、Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 SP1 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | propvarutil.h |
Library | Propsys.lib |
[DLL] | Propsys.dll (バージョン 6.0 以降) |
再頒布可能パッケージ | Windows デスクトップ検索 (WDS) 3.0 |