IContactManagerInterop::ShowContactCardForWindow メソッド (shobjidl_core.h)

指定したウィンドウに連絡先の UI を表示します。

構文

HRESULT ShowContactCardForWindow(
  [in] HWND             appWindow,
  [in] IUnknown         *contact,
  [in] const RECT       *selection,
  [in] FLYOUT_PLACEMENT preferredPlacement
);

パラメーター

[in] appWindow

型: HWND

連絡先カードが起動され、連絡先カードが閉じられたときにフォーカスが返されるアプリのフォアグラウンド ウィンドウの HWND

[in] contact

種類: IUnknown*

連絡先オブジェクトへのポインター。 Windows.ApplicationModel.Contacts.Contact オブジェクトを使用しますが、クラシック COM IDL ではWindows ランタイム型を使用できないため、ここで IUnknown にキャストします。

[in] selection

型: RECT const*

Rect は、ユーザーが選択した四角形の領域 (ボタンを押すなど) であり、オペレーティング システムはその四角形の領域内ではなく、接触カードを表示します。 たとえば、アプリでボタンを使用して連絡先のカードを表示する場合は、ボタンの Rect を渡して、連絡先カードがボタンの周囲に表示されるようにします。

[in] preferredPlacement

種類: FLYOUT_PLACEMENT

連絡先カードの推奨される配置を表す、FLYOUT_PLACEMENT型の値。

意味
FP_DEFAULT
0
既定値を使用します。
FP_ABOVE
1
選択パラメーターで指定されたユーザー選択の四角形領域の上に、接触カードを配置します。
FP_BELOW
2
連絡先カードを、選択パラメーターで指定されたユーザー選択の四角形領域の下に配置します。
FP_LEFT
3
連絡先カードを、選択パラメーターで指定されたユーザー選択の四角形領域の左側に配置します。
FP_RIGHT
4
連絡先カードを、選択パラメーターで指定されたユーザー選択の四角形領域の右側に配置します。

戻り値

型: HRESULT

ShowContactCardForWindow は 次を返します。

  • 連絡先カードが正常に表示された場合のS_OK
  • appWindow が NULL であるか、連絡先が NULL であるか、選択範囲が NULL の場合にE_POINTERします
  • 連絡先Windows.ApplicationModel.Contacts.Contact オブジェクトではない場合、または preferredPlacement が無効な列挙値である場合のE_INVALIDARG
その他 の HRESULT 値も可能です。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 8.1 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2012 R2 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー shobjidl_core.h

こちらもご覧ください

IContactManagerInterop

ShowContactCardForWindow