IFileSystemBindData2 インターフェイス (shobjidl_core.h)

IFileSystemBindData を拡張します。IShellFolder::P arseDisplayName の呼び出しを最適化するためのファイル システム情報を格納します。 このインターフェイスは、機能セットを追加するか、ファイル ID またはジャンクション クラス識別子 (CLSID) を取得します。

継承

IFileSystemBindData2 インターフェイスは、IFileSystemBindData から継承されます。 IFileSystemBindData2 には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IFileSystemBindData2 インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IFileSystemBindData2::GetFileID

現在のファイルの一意のファイル識別子を取得します。
IFileSystemBindData2::GetJunctionCLSID

アイテムがジャンクション ポイントの場合、アイテムの IShellFolder を実装するオブジェクトのクラス識別子 (CLSID) を取得します。
IFileSystemBindData2::SetFileID

現在のファイルの一意のファイル識別子を設定します。
IFileSystemBindData2::SetJunctionCLSID

現在の項目がジャンクション ポイントの場合、IShellFolder を実装するオブジェクトのクラス識別子 (CLSID) を設定します。

注釈

このインターフェイスは、継承元の IFileSystemBindData インターフェイスのメソッドも提供します。

このインターフェイスで表される情報をデータ ソース IShellFolder::P arseDisplayName に渡すために、 IBindCtx オブジェクトが作成され ( CreateBindCtx を使用)、次を呼び出して IFileSystemBindData を実装するオブジェクトが設定されます。

IBindCtx::RegisterObjectParam(STR_FILE_SYS_BIND_DATA, pfsbd)

ここで、pfsbdIFileSystemBindData を実装するオブジェクトです。

IShellFolder::P arseDisplayName の実装者は、まず次の呼び出しを行います。

IUnknown *punk;
pbc->GetObjectParam(STR_FILE_SYS_BIND_DATA, &punk);

次に、実装者は上記のいずれかの Get メソッドを呼び出してパラメーターを取得します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー shobjidl_core.h (Shobjidl.h を含む)