CompleteAuthToken 関数 (sspi.h)
CompleteAuthToken 関数は、認証トークンを完了します。 この関数は、トランスポート アプリケーションが一部のメッセージ パラメーターを更新した後にセキュリティ情報を変更する必要がある DCE などのプロトコルで使用されます。
この関数は、ダイジェスト セキュリティ サポート プロバイダー (SSP) でのみサポートされます。
CompleteAuthToken は、サーバー側でのみ使用されます。
構文
SECURITY_STATUS SEC_ENTRY CompleteAuthToken(
[in] PCtxtHandle phContext,
[in] PSecBufferDesc pToken
);
パラメーター
[in] phContext
完了する必要があるコンテキストのハンドル。
[in] pToken
メッセージ全体のバッファー記述子を含む SecBufferDesc 構造体へのポインター。
戻り値
関数が成功した場合、関数はSEC_E_OKを返します。
関数が失敗すると、次のいずれかのエラー コードが返されます。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
関数に渡されたハンドルが無効です。 |
|
関数に渡されたトークンが無効です。 |
|
クライアントのセキュリティ コンテキストが見つかりましたが、メッセージ番号が正しくありません。 この戻り値は、Digest SSP と共に使用されます。 |
|
クライアントのセキュリティ コンテキストが見つかりませんでしたが、クライアントのメッセージが改ざんされています。 この戻り値は、Digest SSP と共に使用されます。 |
|
SSPI エラー コードにマップされないエラーが発生しました。 |
注釈
トランスポート アプリケーションのクライアントは CompleteAuthToken 関数を呼び出して、トランスポート アプリケーションによってすべてのプロトコル ヘッダーが更新された後に 、セキュリティ パッケージ がチェックサムまたは同様の操作を更新できるようにします。 クライアントは、 InitializeSecurityContext (Digest) 呼び出しがSEC_I_COMPLETE_NEEDEDまたはSEC_I_COMPLETE_AND_CONTINUEを返した場合にのみ、この関数を呼び出します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | sspi.h (Security.h を含む) |
Library | Secur32.lib |
[DLL] | Secur32.dll |