ITaskService::Connect メソッド (taskschd.h)
リモート コンピューターに接続し、このインターフェイスの後続のすべての呼び出しをリモート セッションに関連付けます。 serverName パラメーターが空の場合、このメソッドはローカル コンピューターで実行されます。 ユーザーが指定されていない場合は、現在のトークンが使用されます。
構文
HRESULT Connect(
[in, optional] VARIANT serverName,
[in, optional] VARIANT user,
[in, optional] VARIANT domain,
[in, optional] VARIANT password
);
パラメーター
[in, optional] serverName
接続するコンピューターの名前。 serverName パラメーターが空の場合、このメソッドはローカル コンピューターで実行されます。
[in, optional] user
コンピューターへの接続中に使用されるユーザー名。 ユーザーが指定されていない場合は、現在のトークンが使用されます。
[in, optional] domain
user パラメーターで指定された ユーザー のドメイン。
[in, optional] password
コンピューターへの接続に使用されるパスワード。 ユーザー名とパスワードが指定されていない場合は、現在のトークンが使用されます。
戻り値
このメソッドは、これらの値のいずれかを返すことができます。
リターン コード/値 | 説明 |
---|---|
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操作は正常に完了しました。 |
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タスク スケジューラ サービスに接続するためにアクセスが拒否されました。 |
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タスク スケジューラ サービスが実行されていません。 |
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アプリケーションに操作を完了するための十分なメモリが不足しているか、 ユーザー、 パスワード、または ドメイン に少なくとも 1 つの null 値と 1 つの null 以外の値があります。 |
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このエラーは、次の状況で返されます。
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Windows Vista コンピューターからリモート Windows XP または Windows Server 2003 コンピューターに接続する場合、 ユーザー、 パスワード、または ドメイン のパラメーターを指定することはできません。 |
解説
他の ITaskService メソッドを呼び出す前に、ITaskService::Connect メソッドを呼び出す必要があります。
Windows Vista からリモート Windows Vista コンピューターに接続する場合は、リモート コンピューターでリモート スケジュールタスク管理ファイアウォールの例外を許可する必要があります。 この例外を許可するには、[スタート]、[コントロール パネル、[セキュリティ]、[Windows ファイアウォール経由でプログラムを許可する] の順にクリックし、[リモート スケジュールされたタスク管理] チェック ボックスを選択します。 次に、[Windows ファイアウォールの設定] ダイアログ ボックスの [ OK ] ボタンをクリックします。
Windows Vista コンピューターからリモートの Windows XP または Windows Server 2003 コンピューターに接続する場合、リモート コンピューター上でファイアウォールの例外 [ ファイルとプリンターの共有 ] を許可する必要があります。 この例外を許可するには、[スタート]、[コントロール パネル]、[Windows ファイアウォール] の順にダブルクリックし、[例外] タブを選択し、[ファイルとプリンターの共有] ファイアウォールの例外を選択します。 次に、[Windows ファイアウォール] ダイアログ ボックスの [ OK ] ボタンをクリックします。 リモート レジストリ サービスは、リモート コンピューターでも実行されている必要があります。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | taskschd.h |
Library | Taskschd.lib |
[DLL] | Taskschd.dll |