ITextRange::GetPoint メソッド (tom.h)

テキスト範囲内の開始位置または終了文字位置の画面座標と行内位置を取得します。

構文

HRESULT GetPoint(
  long Type,
  long *px,
  long *py
);

パラメーター

Type

型: long

取得する位置を示すフラグ。 このパラメーターには、次の各テーブルから 1 つの値を含めることができます。 既定値は tomStart + TA_BASELINE + TA_LEFT です。

tomAllowOffClient

tomClientCoord

tomObjectArg

tomTransform

範囲の開始または終了を示すには、次のいずれかの値を使用します。

tomStart

tomEnd

垂直方向の位置を示すには、次のいずれかの値を使用します。

TA_TOP 外接する四角形の上端。
TA_BASELINE テキストの基本行。
TA_BOTTOM 外接する四角形の下端。
 

水平方向の位置を示すには、次のいずれかの値を使用します。

TA_LEFT 外接する四角形の左端。
TA_CENTER 外接する四角形の中心。
TA_RIGHT 外接する四角形の右端。

px

型: long*

x 座標。

py

型: long*

y 座標。

戻り値

型: HRESULT

メソッドは HRESULT 値を返します。 メソッドが成功すると、 S_OKが返されます。 メソッドが失敗した場合は、次のいずれかのエラー コードが返されます。 COM エラー コードの詳細については、「COM でのエラー処理」を参照してください。

リターン コード 説明
E_INVALIDARG
px または py のいずれかが null です。
S_FALSE
何らかの理由でエラーが発生しました。

注釈

ITextRange::GetPoint メソッドは、ITextRange に UI ポインター コマンドをエミュレートする機能を提供します。アクセシビリティの目的にも便利です。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー tom.h
[DLL] Msftedit.dll

関連項目

概念

ITextRange

その他のリソース

リファレンス

Setpoint

SetTextAlign

Text オブジェクト モデル