AddSecureMemoryCacheCallback 関数 (winbase.h)

セキュリティで保護されたメモリ範囲が解放されたとき、またはその保護が変更されたときに呼び出されるコールバック関数を登録します。

構文

BOOL AddSecureMemoryCacheCallback(
  [in] PSECURE_MEMORY_CACHE_CALLBACK pfnCallBack
);

パラメーター

[in] pfnCallBack

登録するアプリケーション定義 の SecureMemoryCacheCallback 関数へのポインター。

戻り値

関数が成功すると、コールバック関数が登録され、 TRUE が返されます。

関数が失敗した場合は、 FALSE を返します。 エラーの詳細情報を得るには、GetLastError 関数を呼び出します。

注釈

ハイ パフォーマンス デバイスに対して直接 I/O を実行するアプリケーションは、通常、I/O に使用するバッファーの仮想から物理へのメモリ マッピングをキャッシュします。 通常、デバイスのドライバーは 、MmSecureVirtualMemory ルーチンを呼び出すことによって、このメモリ アドレス範囲をセキュリティで保護します。これにより、ドライバーがメモリのセキュリティを解除するまで、メモリ範囲が解放されたり、保護が変更されたりするのを防ぐことができます。

アプリケーションは AddSecureMemoryCacheCallback を 使用して、メモリが解放されたとき、またはその保護が変更されたときに呼び出されるコールバック関数を登録できるため、アプリケーションはキャッシュされたメモリ マッピングを無効にすることができます。 詳細については、「 SecureMemoryCacheCallback」を参照してください。

この関数を使用するアプリケーションをコンパイルするには、 _WIN32_WINNT を 0x0600 以降として定義します。 詳細については、「 Windows ヘッダーの使用」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント WINDOWS Vista と SP1 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winbase.h (Windows.h を含む)
Library Kernel32.lib
[DLL] Kernel32.dll

関連項目

RemoveSecureMemoryCacheCallback

SecureMemoryCacheCallback