EngDebugPrint 関数 (winddi.h)

EngDebugPrint 関数は、指定したデバッグ メッセージをカーネル デバッガーに出力します。

構文

ENGAPI VOID EngDebugPrint(
  [in] PCHAR   StandardPrefix,
  [in] PCHAR   DebugMessage,
  [in] va_list ap
);

パラメーター

[in] StandardPrefix

DebugMessage の前に付加される文字列へのポインター。

[in] DebugMessage

出力されるデバッグ メッセージを含む文字列へのポインター。

[in] ap

可変引数リストを指定します。

戻り値

なし

解説

EngDebugPrint は、開発中のドライバーのデバッグに役立ちます。 カーネル デバッガーに StandardPrefix を出力し、 その後に DebugMessage を出力します。

StandardPrefix パラメーターは、デバッグ ステートメントを実行するドライバーの一意識別子として機能します。そのため、1 つのドライバーで EngDebugPrint を呼び出す場合は、すべて同じ文字列を使用する必要があります。

DebugMessage パラメーターは可変引数 ASCII C 文字列です。つまり、通常の文字と C スタイルの変換仕様の両方を含めることができます。 ap に含まれる引数リストには、任意の型の任意の数の引数を含めることができます。

EngDebugPrint の使用例を次に示します。

#define STANDARD_DEBUG_PREFIX     "Permedia: "
LONG bank;
LONG width;
...
VOID MyDebugPrint(PCHAR DebugMessage, ...)
{
    va_list ap;

    va_start(ap, DebugMessage);
    EngDebugPrint(STANDARD_DEBUG_PREFIX, DebugMessage, ap);
    va_end(ap);
}
...
MyDebugPrint("Bank: %lx; Width: %ld", bank, width);
メモ Microsoft Windows Driver Kit (WDK) には、Permedia (3dlabs.htm および Perm3.htm) と FrameBuffer (Framebuf.htm) サンプル ディスプレイ ドライバーが含まれていません。 これらのサンプル ドライバーは、WINDOWS Server 2003 SP1 Driver Development Kit (DDK) から入手できます。このドライバーは、WDHC Web サイトの DDK - Windows Driver Development Kit ページからダウンロードできます。
 

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。
対象プラットフォーム ユニバーサル
Header winddi.h (Winddi.h を含む)
Library Win32k.lib
[DLL] Win32k.sys

関連項目

EngDebugBreak