WNDOBJ_bEnum関数 (winddi.h)

WNDOBJ_bEnum関数は、ウィンドウの可視領域から四角形のバッチを取得します。

構文

ENGAPI BOOL WNDOBJ_bEnum(
  WNDOBJ *pwo,
  ULONG  cj,
  ULONG  *pul
);

パラメーター

pwo

EngCreateWnd の呼び出しによって作成された WNDOBJ 構造体へのポインター。

cj

pul が指すバッファーのサイズをバイト単位で指定します。 GDI では、この制限を超える書き込みは行われません。

pul

次の形式の構造体を書き込むバッファーへのポインター。 この構造体では、 c は返される四角形の数であり、 arcl は四角形の配列です。

typedef struct _ENUMRECTS{
    ULONG c;
    RECTL arcl[]
} ENUMRECTS;

戻り値

列挙するデータが多く、ドライバーが呼び出しを繰り返す必要がある場合、戻り値は TRUE です 。 列挙が完了した場合は FALSE です。

解説

列挙の順序は、 WNDOBJ_cEnumStartの呼び出しによって決まります。

この関数を呼び出すためのループ構造は、次のようになります。

do {
    bMore = WNDOBJ_bEnum(pwo, sizeof(buffer), &buffer.c);
    for (i = 0; i < buffer.c; i++) { 
        //  Process the data
    }
} while (bMore);

WNDOBJ_bEnum は、 EngCreateWnd 関数によって GDI に提供されるコールバック関数、または WNDOBJ が指定されたグラフィックス DDI 関数によってのみ呼び出す必要があります。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。
対象プラットフォーム ユニバーサル
Header winddi.h (Winddi.h を含む)
Library Win32k.lib
[DLL] Win32k.sys

関連項目

EngCreateWnd

WNDOBJ

WNDOBJ_cEnumStart