DNS_HEADER構造体 (windns.h)
DNS_HEADER構造体には、RFC 1035 のセクション 4.1.1 で指定されている DNS メッセージを送信するときに使用される DNS ヘッダー情報が含まれています。
構文
typedef struct _DNS_HEADER {
WORD Xid;
WORD Flags;
BYTE RecursionDesired : 1;
BYTE Truncation : 1;
BYTE Authoritative : 1;
BYTE Opcode : 4;
BYTE IsResponse : 1;
BYTE ResponseCode : 4;
BYTE CheckingDisabled : 1;
BYTE AuthenticatedData : 1;
BYTE Reserved : 1;
BYTE RecursionAvailable : 1;
WORD QuestionCount;
WORD AnswerCount;
WORD NameServerCount;
WORD AdditionalCount;
} DNS_HEADER, *PDNS_HEADER;
メンバー
Xid
一意の DNS メッセージ識別子を示す 値です。
Flags
RecursionDesired
DNS ネーム サーバーで再帰的な名前クエリを使用するかどうかを示す 値です。
値 | 説明 |
---|---|
|
再帰名クエリは使用しないでください。 |
|
再帰名クエリを使用します。 |
Truncation
DNS メッセージが切り捨てられたかどうかを示す 値です。
値 | 説明 |
---|---|
|
メッセージが切り捨てられない。 |
|
メッセージが切り捨てられます。 |
Authoritative
DNS メッセージの送信元の DNS サーバーがドメイン名のゾーンに対して権限を持っているかどうかを示す 値です。
値 | 説明 |
---|---|
|
DNS サーバーはゾーン内で権限がありません。 |
|
DNS サーバーはゾーン内で権限を持っています。 |
Opcode
RFC 1035 のセクション 4.1.1 で OPCODE フィールドとして定義されている DNS メッセージで取得される操作コードを指定する 値。
IsResponse
DNS メッセージがクエリか応答メッセージかを示す 値です。
値 | 説明 |
---|---|
|
DNS メッセージはクエリです。 |
|
DNS メッセージは応答です。 |
ResponseCode
メッセージの DNS 応答コード 。
CheckingDisabled
Windows 7 以降: DNS リゾルバーでチェックがサポートされているかどうかを示す値。
値 | 説明 |
---|---|
|
DNS リゾルバーでチェックが有効になっています。 |
|
DNS リゾルバーでチェックが無効になっています。 |
AuthenticatedData
Windows 7 以降: DNS_HEADER に続く DNS データが DNS サーバーによって認証されるかどうかを指定する値。
値 | 説明 |
---|---|
|
DNS データは認証されません。 |
|
DNS データが認証されます。 |
Reserved
予約済み。 使用しないでください。
RecursionAvailable
再帰名クエリが DNS ネーム サーバーでサポートされているかどうかを示す 値です。
値 | 説明 |
---|---|
|
再帰名クエリはサポートされていません。 |
|
再帰名クエリがサポートされています。 |
QuestionCount
DNS メッセージの質問セクションに含まれるクエリの数。
AnswerCount
DNS メッセージの応答セクションに含まれるリソース レコード (RR) の数。
NameServerCount
DNS メッセージの authority セクションに含まれる DNS ネーム サーバー RR の数。 この値は、メッセージが解決の検索で走査した DNS ネーム サーバーの数です。
AdditionalCount
予約済み。 使用しないでください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
Header | windns.h |