GetFontLanguageInfo 関数 (wingdi.h)
GetFontLanguageInfo 関数は、指定された表示コンテキストで現在選択されているフォントに関する情報を返します。 通常、アプリケーションでは、この情報と GetCharacterPlacement 関数を使用して、表示用の文字列を準備します。
構文
DWORD GetFontLanguageInfo(
[in] HDC hdc
);
パラメーター
[in] hdc
ディスプレイ デバイス コンテキストを処理します。
戻り値
戻り値は、現在選択されているフォントの特性を識別します。 フォントが "正規化" され、単純なラテンフォントとして扱うことができる場合、関数は 0 を返します。エラーが発生した場合はGCP_ERRORを返します。 それ以外の場合、関数は次の値の組み合わせを返します。
値 | 説明 |
---|---|
GCP_DBCS | 文字セットは DBCS です。 |
GCP_DIACRITIC | フォント/言語には、分音記号が含まれています。 |
FLI_GLYPHS | フォントには、通常はコード ページを使用してアクセスできない追加のグリフが含まれています。 グリフにアクセスするには、GetCharacterPlacement を使用します。 この値は情報のみを対象としており、 GetCharacterPlacement に渡すものではありません。 |
GCP_GLYPHSHAPE | フォント/言語には、コード ポイントまたはコード ポイントの組み合わせごとに複数のグリフが含まれています (シェイプやライゲーションをサポート)、フォントには追加の図形に追加のグリフを提供するための高度なグリフ テーブルが含まれています。 この値を指定する場合、 lpGlyphs 配列を GetCharacterPlacement 関数と共に使用し、文字列を描画するときにETO_GLYPHINDEX値を ExtTextOut 関数に渡す必要があります。 |
GCP_KASHIDA | フォント/言語では、Kashidas を使用できます。 |
GCP_LIGATE | フォント/言語には、特定の文字の組み合わせに置き換えることができるライゲーション グリフが含まれています。 |
GCP_USEKERNING | フォントにはカーニング テーブルが含まれており、文字とグリフ間の間隔を改善するために使用できます。 |
GCP_REORDER | 言語では、ヘブライ語やアラビア語などの表示の順序を変更する必要があります。 |
戻り値をFLI_MASKでマスクすると、 GetCharacterPlacement 関数に直接渡すことができます。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | wingdi.h (Windows.h を含む) |
Library | Gdi32.lib |
[DLL] | Gdi32.dll |